このことは、ギャロの説に信憲性を追加しているのである。
しかしながら最近、さらにアメリカインディアンの一部や、地理的にも人種的にも日本の他の地域から区別されていてポルトガル人とも接触のなかった北海道のアイヌにも、このウイルスが見つかったことから、さらに複雑な拡散のパターンのあることが示唆されている。
ヒトヘルペスウイルス8は、腫傷ウイルスのリストへ追加された最も新しいものである。
この完全に新型のウイルスは、一九九四年にコロンビア大学の疫学者P・Mと分子生物学者Y・Cの夫婦チームによってカポジ肉腫(KS)から発見された。
KSは皮膚癌の一種であり、主に血管を侵して皮層や内臓に見苦しい紫斑を引き起こす。
この腫傷は地中海地方や東アフリカ(とくにウガンダ)を除いて極端にまれなものであるが、エイズ患者にとくによく見られることから、最近では非常に数多く見られるようになってきた。
アメリカ合衆国とヨ-ロッパでは、HIV陽性者の五人に一人がKSを発症している。
地理的に限定されていることと、免疫抑制されたエイズ患者での発生数が高いことは、この腫傷がウイルスによって起こることを示唆している。
サイトメガロウイルスや、B型肝炎ウイルス、そしてHIVそのものを含み、多くの馴染みのあるウイルスが、KSの容疑者として過去に疑われたが、どれも有罪にする証拠がないことから順々に排除されている。
このことを念頭においていたCとMは、KS腫傷のなかにまったく新しいウイルスを探そうと決心した。
二人がついに発見したウイルスは、EBVに実によく似ている別のへルペスウイルスであったが、それの発見も思いがけないという点でよく似ていた。
彼らが用いた方法は「RDA法」と呼ばれ、一九六四年にEたちが研究していたときには考えられもしなかったきわめて高性能の手法であった。
この手法は、組織試料における外来のDNA配列を検出することができる。
ここで言う「外来」とは「ウイルス」を意味し、彼らが用いたDNAはKS腫傷からつくられていた。
このKS腫傷からのDNAを、同一人物の正常な皮層のDNAと比較したところ、その腫傷物質にしかない二つのDNA分子が見つけられた。
ところが彼らが、公表されたDNA配列の膨大なリストを調べてみたとき、他のDNA配列でよく似ているものが二つあるだけで同じものがひとつもないことを発見した。
これらよく似た二つのDNA配列は、ヘルベスウイルスーヘルベスウイルスサイミリー猿の腫傷ウイルス、サイミリとはリスザ鵬のこととEBV一Eバ‐ウイルルスのものであった。
先にも述べたが、まずは他の競馬予想の説明を吟味し、差別化を図れそうな競馬予想ポイントを発見することです。
